天衣無縫な初夢。

0
    1451762242662.jpg
    ビートルズの新曲が驚きのリリース。

    なんでもアビーロードセッションで行方不明になっていた曲が発見されたのだとか…。

    またこれが今までのビートルズクラシックを凌駕するような大名曲。
    聴いた瞬間にうわぁこれはもの凄い名曲だ…と誰もが感じるそのモーツァルトばりの天衣無縫(てんいむほう)なメロディは
    まさに全盛期のレノン&マッカートニーソングの白眉。

    初登場で1位と世界中のチャートを席巻中。
    もちろん自分も即買い。

    しかし改めて今日、外出先のラジオから流れてくるのを聴くとまたその完璧さに感動。

    いやぁ、やっぱビートルズは凄いわ…とそのグレイトソングを一緒に口ずさみながら溜め息。

    ああ…こんな凄い曲、生涯に1度だけでもつくれたら…。

    しかし、これ曲名なんだったっけ。
    まぁ、CD も買ってることだし後でチェックしよ。
    Key は合うので1月のアミズバーライブで早速カヴァーしてもいいよな…。
    超話題の曲だし、これにげんさんのジャンベを絡ませたら面白いかも…。

    …で目が覚めました。

    あっ、そうそうすぐにあの曲のタイトルチェックしなきゃ…と飛び起きてCD ラックへ…。うん?
    はて?確か買ったはずが…。
    いや、待てよ、ビートルズの新曲?
    すぐにネットで検索をかけると出てくるのは「フリー・アズ・ア・バード」「リアル・ラヴ」のみ。
    「アビーロードセッションから発見されたビートルズの新曲」
    で再検索しても出てくるのは
    ビートルズの海賊盤とかいった項目のみ。
    だんだん頭が働いてきました。
    えっ…ということはあれはゆ・夢?
    あんなにはっきりと鳴っていたのに。
    す・するとあれはオレの頭にしかない曲?うわっ、やばっ。

    瞬時にポール「イエスタディ」作曲エピソード(*注、あれは自分があれこれと作曲したのではなく夢のなかに出てきた完璧なメロディーをそのまま取り出しただけという話)が脳裏を横切り
    後は必死の思いだし作業(笑)

    え〜と確かこんな曲…とギターを手に取ってコードを鳴らすと、いやそうじゃない…と今にも消えていきそう。
    ま・まずい、これは取り合えず鼻歌でメロディーだけ取り出そう…と録音機を前に。
    しかしどうも違う。
    ああ、夢の中で一緒に口ずさんでたのに…。
    そして、ああこれこそ天衣無縫のメロディーだな…と溜め息をついてたのに。
    やればやるだけ、印象が崩れていって結局、雲散霧消。世紀の大名曲を取り出せず、文字通り画餅に帰す。
    まるで宝くじで最後の数字だけが違ったような悔しさが…。(笑)

    これ吉夢か凶夢か。

    ビートルズの新曲があんなにはっきりと確かに聴けてそれを一緒に口ずさめた今から思うと目眩(めくるめ)く体験。
    凶夢などとは言うもおこがましい。
    自分にしてはもうこれ以上はないような大吉夢。

    そんなわけで今年の書き初めはそんな永遠の理想も込めて

    「天衣無縫(てんいむほう)」を(写真参照。)

    ああ…それにしてもええ曲やった〜。

    もう一度、夢でもいいから
    Please, Request …♪


    *注「天衣無縫(てんいむほう)」…天人の着る衣服は縫い目などない、というところから詩や歌において作為の後が全くない自然で完璧なさまをたとえる時に使われる表現の一つ。



    築 秋雄

    HAPPY NEW YEAR 2016

    0
      1451625185954.jpg
      【昨年7月の奄美群島ツアーより。大リスペクトするTo Tell The Truth の皆さんとの♪We Shall Overcome セッション。今年も大きな壁を崩していきます…!! 撮影:Mitushi.Y】


      新年明けましておめでとうございます!

      今年もどうか何卒宜しくお願いいたします!


      2016年が皆様方にとりまして
      素晴らしい年でありますよう心よりお祈り申し上げております…。


      ♪We Shall Overcome , Someday ….



      2016.1.1. 築 秋雄 拝

      年末のご挨拶。今年も一年ありがとうございました…!m(__)m そして、本日、大晦日…曼荼羅にて『MANDA-LA COUNTDOWN SPECIAL LIVE !!!!!』19:00〜スタートです!

      0
        IMG_2774.jpg
        【 今年、最大の感動はやはりあの3つの嵐を乗り越えたT 4との奄美群島ツアーの実現…!(ToT)。@奄美大島ASIVI ライブより。】

        いよいよ大晦日…皆様、いかがお過ごしでしょうか?


        今年も一年間、本当にお世話になりました!m(__)m

        心より感謝しております!


        築秋雄ユリシーズレコードにとりましてはこの2015年
        大変に大きな年でありました。

        チャレンジし続けることの難しさも痛感しつつ、それでもなんとか今年一年完走出来ましたのも
        応援していただけました皆様方の温かな励ましと
        沢山の素晴らしき仲間たちとの出会いあればこそでした。

        その励ましと出会いに深く深く感謝しながら
        来年は更にそこから大きな花を咲かせていけますよう頑張っていかねば…と思っております!

        7月の奄美群島ツアーにおきましても
        奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島、そしてその後、永原元さんと共に行った沖縄
        本当に沢山の皆様方の有り難い支えによって完走出来ましたこと
        心から御礼申し上げます!
        台風直撃によって残念ながら行くことが叶いませんでした喜界島の皆様には心よりお詫びを…(>_<) 
        *また必ずやチャレンジいたしますので…!!

        そして
        今年も拙『希望の翼』にご出演いただけました

        To Tell The Truthの皆さん (2回)

        飯田マキトさん

        よしだよしこさん

        ゆうたなおこさん

        シバさん

        中川五郎さん

        中野督夫さん

        野澤享司さん

        平田輝with スティーヴ・エトウさん

        井上ともやすさん

        Jonathan Bell


        そしてメインゲストも含め最多出演の永原元さん

        3回参加(うち1回は友情参加)の池田里奈ちゃん

        本当に感謝でした…!!m(__)m

        また来年も共演させていただけますこと心より熱望しております!

        それから今年出会ってから
        もう何度も呼んでいただけました
        相模大野アコースティックパフォーマンスコレクション
        松田KOUGAさん

        そしてそのアコパで開催され光栄にも参加させていただいた
        ブレッド&バター岩沢二弓さんのライブ
        で出会い
        その主催されているイベント
        箱根八夜
        や小田原ライブにも呼んでいただけ
        そして自分の銀座ライブにも参加いただけました
        10ホールズハーモニカ奏者の
        広瀬哲哉さん
        にも心より感謝…。(ToT)

        来年もどうかまた沢山沢山共演出来ますように…。

        また、
        新刊のエッセイ集

        『十字路が見える』(新潮社)

        で長濱治さんのイベントで共演させていただいたことを書いていただけました
        北方謙三さん

        ベストセラー作家の新刊に自分の名前を見つけるなど未だに信じられませんが、
        北方謙三大ファンの父親から実はこの事実、最初に教えていただけました。

        親不孝続きの自分が出来た初めての親孝行!?…本当に心より感謝でありました!(>_<)

        そして、T4レコ発にてまさかの共演がかなった
        頭脳警察PANTA さん

        打ち上げの席で謹呈させていただいた拙CDをすぐに帰りの車で聴いて下さったばかりか励ましのコメントなどまで後日。
        二十歳(はたち)の頃からの密かな夢をいっぺんに二つも叶えていただけ心から…(ToT)

        “間違いだらけの歌”を歌い続けてきて良かった!

        その他にも詩人会議さんや茅ヶ崎のよりよりさん、アミズバー20周年記念コンサートなどなど本当に沢山の方からの励ましと出会いをいただけましたこと
        心より感謝いたしております…!

        後はこの自分がもっともっといい歌を歌えるようにならなくては…と今はひたすら肝に銘じるのみ(>_<)

        来年も果敢にチャレンジし続けます!


        どうか2016年も何卒ヨロシクお願い申し上げます…!!m(__)m


        それでは以下、今年最後のライブ告知を
        お世話になりました皆様へ万感の思いを込めて。


        どうか良いお年をお過ごし下さい…。



        ●2015年12月31日(木)

        吉祥寺 曼荼羅


        武蔵野市吉祥寺1-5-2
        Tel. 0422-48-5003

        『MANDA-LA COUNTDOWN SPECIAL LIVE !!!!!』

        出演: 築秋雄/The Buddy Time /DA.RASS BATTERY/ナカムラマサ/Cat's&SeaSide Village

        開場:18:30/開演:19:00

        前売¥2500/当日¥2800+1ドリンクオーダー

        *2013年に続き曼荼羅カウントダウンへなんと2度目の出演が急遽決定…!
        今年は年明けそうそう驚きの曼荼羅2days からスタートしましたが、
        締めくくりも曼荼羅カウントダウンで…文字通り築秋雄今年最後の歌い納め。
        まさに飛躍の年となった感のある2015年を送る渾身のライブ…どうか何卒!!

        *築秋雄はカウントダウンライブのオープニングを担当。
        某N〇K紅白と同じく(!?)19:00〜からのスタート。(^^)d
        2015年も築秋雄は最後まで


        やってみろよ…!



        2015 12.31 築 秋雄 & ユリシーズレコード 拝
         

        ☆『希望の翼』ジョイントゲスト紹介エピソード23「Jonathan Bell 」後編。

        0
          1451313944861.jpg
          【Jonathan Bell 『In the screen 』(2014)】

          『希望の翼』ジョイントゲスト紹介〜エピソード23後編では、

          Jonathan Bell

          が2014年にリリースした1st アルバム

          『In the screen 』(写真参照)

          に収録された歌詞を見ながら
          その言葉の魅力に少し迫ってみたいと思います。



          足の折れたベッドの上で
          ちょっとおかしな夢を観たのさ
          道化師が怒りの葡萄踏み潰し
          その赤であの娘の眼に数字を刻んだ

          閉ざされたドアのカギは僕には決して届かない
          ガラス張り空中都市の底で眠ってる
          ああ何で邪魔をするんだよ
          King's Holiday

          (「King's Holiday 」〈M2〉)


          道化師の白塗りの顔に塗りたくられたけばけばしい赤と、踏み潰した葡萄のワインレッド、
          眼に数字を刻むという強烈なイメージから連想される眼球から吹き出る血の三種の鮮烈な赤が
          ガラス張りの空中都市という近未来のイメージとKing という中世のイメージの中で中和されながら過激に混じり合う…いや、これはなかなかにスリリングでロックなリリック。


          サウンドはメチャメチャにロックしていて、見た目も超パンキッシュ。
          ボーカルも強烈にシャウトしてるのに
          歌詞の日本語がいたく凡庸で、全くロックしてない…というなんとも残念な例が多いのが邦楽ロックの悲しいところ。
          ただそれは別に洋楽ロックが偉いというわけじゃなくて単に英語と日本語の差。
          英語ならおそらくボブ・ディランクラスの歌詞が別に書けなくたってサウンドだけでもう十分にカッコイイのだと思います。
          ただ、そのかっこよさに更に英語詩の伝統に則った正統的な詩(何せここ毎年ノーベル文学賞の候補に挙がる程のものですから…\(◎o◎)/)をスラスラと書けてしかもそれを新しくカリスマチックにかっこよく弾き語れた恐るべきやつの出現に世界は驚いたのでしょう。
          それは一過性のチンピラだと思われていた不良のビートルズが20世紀の古典となりうるような正統的な旋律を持つ堂々たる名曲群を連発して、バーンスタインなど権威すじを驚かせたことと似てるかもしれません。
          とにかく日本語でロックをやろうとする場合は英語のように言葉としてのサウンドの助けがないことと、
          また意味がわかるためその言葉の意味がサウンドにもダイレクトに影響してしまうため、
          ある程度の日本語のクォリティと共に
          やはりロックを感じさせる新しいタイプの歌詞を書けないとダメなのではないか…という気がします。

          では何がロック的かというとこれがまた難しいところで、いろいろ好みが分かれるところかと(笑)

          例えばそれを知的な側面から見たとしても
          自分などは先の頭脳警察PANTAさんなどにはもう完全に心酔しましたが、
          一般に知的と目されフォロワーも多い
          佐野元春さん
          とかは苦手でしたし。

          当然逆のパターンもあるでしょうが、そういう人とはきっと話が合わないでしょうし…ってなんのこっちゃ。危ない危ない。f(^_^;

          閑話休題。

          いや、本当に難しいですよね。(何が?)


          で、Jonathan Bell

          もちろんまだまだ課題は沢山あるかとは思うのですが、
          一読、とてもロックっぽい頼もしさがあるわけです。


          太陽のパレード
          キャラバンの先頭に立ってる
          黒服の葬儀屋とドーナツの穴に吸い込まれて行く

          まるで僕たちはフランスの映画のように
          難解な顔して
          シャンデリアの下敷きになった

          機械じかけのハラワタ切り開いて
          Dead Faces 錆びた心臓を
          抜き取って君の元へ

          (「Dead Faces」〈M12〉)


          な〜んて歌詞を読むと自分などはとても嬉しくなるわけです。

          五感に訴えかける色彩感覚の上手い使い方

          知性を刺激する沢山のシンボリックなイメージをコラージュして何かを語ることが出来るセンス。

          この辺りはやはり映画学校の出身らしい耕一君のディレクション能力の発露かと


          冒険のサウンドとロックな歌詞。


          一粒で二度美味しいJonathan Bell

          『希望の翼』エピソード23

          のステージでもどうかその辺りをたっぷりと味わって欲しいところです。


          最後に
          そんな彼らの1st アルバム

          『In the screen 』

          のインフォメーションと

          築秋雄が今のところ最も愛する
          JB ナンバー

          「Sunday Magic Bus 」(M5)

          のとてもいかしたリリックを引用して
          その続きは曼荼羅のステージにて再び…。


          ハンドルは無いからカーブ曲がりきれないね
          Sunday Magic Bus
          終点は水平線に浮かぶ虹の向こう
          お願い泣かないでくれ…。




          収録曲

          1.Blue Sunday
          2.king's Holiday
          3.El Calaca
          4.回廊
          5.Sunday Magic Bus
          6.夜が明けたら
          7.ぼくらは海へ
          8.トゥキョウ
          9.A Bridge between Clouds
          10.最後の夜
          11.始まりは
          12.Dead Faces
          13.Heath
          14.ノスタルジア
          15.Holy Land, Heavy Road


          URCD-2001
          定価¥1.800(税込)


          *このアルバム
          も・ち・ろ・ん
          当日、ライブ会場にてお買い求めいただけますのでどうか何卒…!




          エナメルのハンドバッグ膝に抱え込んだまま
          貴婦人の居眠り
          夢の中ではきらびやかな舞踏会の主役
          触れたら途端に消える綿飴のようだ

          メーターは振り切れて世界は点に変わっていく
          Sunday Magic Bus
          終点は水飴で描いた地図の中
          全部消えて無くなれよ

          海沿いのハイウェイ揺られてく日曜の終わりに
          白く曇った窓から見える月に話しかける
          何かをかえようなんて思っちゃいないけど…。

          「Sunday Magic Bus 」by熊谷耕一




          築 秋雄

          ☆『希望の翼』ジョイントゲスト紹介 エピソード23「Jonathan Bell 」前編。

          0
            1451300695779.jpg
            【Jonathan Bellの5人。*現在はここに高橋新(b)が加入した6人編成。】

            Jonathan Bell たち(写真参照)
            とのそもそもの出会いや、その詳細なプロフィール等は
            昨年の『希望の翼』エピソード11
            ジョイント紹介その1


            その2


            を何卒ご参照下さい。

            今回はその時に触れられなかったJonathan Bell (以下、JB )たちの魅力をちょっと掘り下げて…。


            ビートルズのアルバムを聴いていると
            その曲の芳醇さと共にその短さに驚かされます。
            特に初期においてはそのほとんどが2〜3分。
            当時は3分をこえるとラジオではなかなかかけてもらえなかった…という理由があったのでしょうが、
            しかし、その時間で必要にして十分な完璧な世界が出来ていることは間違いなく、よほどの必然性がない限り我々もやはりこの3分台を目指すべきなのでは…とも思いつつ、
            かつて、ジョン・レノンが70年辺りのインタビューでニール・ヤング&クレージーホースの1stアルバムを評価しつつも、
            もっと簡潔にすればいいのに…的な上から目線の感想を宣っていたのに
            抵抗を感じたのも事実。
            短くされた(つまりはあのニール入魂のギターインプロビゼーションを大幅にカットした)「ダウン・バイ・ザ・リヴァー」
            「カウガール・イン・ザ・サンド」
            って何なのだろう。

            当時、ヨーコさんとタッグを組んで前衛を自負し、30分近い「コールド・ターキー」などを平然とぶちかましていたジョンにしてはあらまぁずいぶん保守的なことを言うな…とがっかりさせられたものでしたが。

            で、Jonathan Bell

            かれらはその辺りとても意識的で、
            短い曲を沢山(1st アルバムはトータルタイムが54分でなんと15曲も収録)やる…。しかし、その中にアート性もしっかり入れてやるぞ…と、
            ある意味二律背反するような難しい課題に堂々と正面から挑戦する男らしさがあるわけです。

            その典型的な例が1st アルバムに収録された

            「回廊」

            というナンバー。

            これは時間にしてたった3分27秒ながらまるで長尺のプログレを聴いているような気分にさせられます。

            壮大なイントロからスタートし長いインストルメントのあと、不思議な高揚感のある歌がワンコーラス行ったかとおもったら再び幻想的なインストルメントのエンディングが延々と…。延々と…たって時間にすれば実はほんのわずかなんですが。

            つまりたった3分ちょっとで長尺のプログレを体験したかのような気分にさせるなかなかのマジックチューン。

            それを凄いじゃん!と思うか
            はたまた退屈なだけやん!と思うかは
            人それぞれ。

            しかし、冒険がロックの別名なら
            Jonathan Bell
            はアートロック好きにはじつに美味しい冒険の数々を提供してくれる今時珍しいとても貴重なやつらなんだ…とは声を大にして言ってもいいでしょう。


            29日の

            『希望の翼』エピソード23

            では、そんなJBたちの冒険の数々を直に体験出来るチャンスでもあります!
            彼らは曲が短いので(その分沢山やってくれますが…)
            どうか何卒その中でキラリと光るその「冒険」の一撃をお見逃しなく…!


            で、次回ジョイントゲスト紹介後編では

            そのJBの歌詞の魅力について少し語ってみたいと思っています…!

            どうか何卒ご期待下さい…!



            迷い込んだのはステンドグラスの夜
            君を探してあの回廊を抜けて
            カリビアの海で一つに溶け合った
            ほんの束の間
            あの回廊の中で観た夢


            「回廊」by 熊谷耕一




            築 秋雄

            頭脳警察PANTA さんのこと。

            0
              1451145478778.jpg
              【頭脳警察PANTA さんと。渋谷BYG T4レコ発ライブ打ち上げにて。'15 12.19】 


              なんでもその世界に足を踏み入れた時、いつかは会えることを秘かに願う憧れの人って必ずいるものです。

              自分の場合は
              チャンプルーズの喜納昌吉さん

              頭脳警察のPANTA さん
              がその両輪。

              どちらも自分が10代の終わりから20代の始めにかけて陥った危機(クライシス)をその音楽と言葉で救ってくれたいわば恩人的な存在。

              昌吉さんはひとまず置いて
              PANTA さんの音楽が具体的にどう自分を救ってくれたかはこちらの記事を。

              To Tell The Truth レコ発ライブ東京ファイナル12.19
              に光栄にもOA として参加させてもらえたことで
              スペシャルゲストのその
              PANTA さん
              ともご一緒出来ることになり、
              20歳(はたち)の頃からの秘かな夢がついに実現…!(ToT) 
              ※げんさん、本当に感謝でした〜!

              この日のパンタさん
              五郎さんとの共作ナンバー「For A Life 」の他

              「さようなら世界夫人よ」

              「七月のムスターファ」

              「時代はサーカスの象に乗って」


              を To Tell The Truth と共に演奏。

              泣く子も黙る頭脳警察の古典、ヘッセの詩にパンタメロディが美しい「世界夫人」に、
              再々結成の頃の見事なマキシシングルで、寺山修司の詩にパンタメロディが味わい深い名曲
              「時代は…」

              この鉄板の頭脳警察ナンバー2発はもちろん素晴らしく感動的でしたが、
              またグサリと突き刺さってきたのが

              「七月のムスターファ」

              …という歌。

              イラク戦争の末期、潜伏していたサダムフセインの二人の息子が発見されアメリカ空挺師団200人が急襲。

              ボディーガードも含め全員射殺された中で、最後まで一人戦い続けたのが弟の方の息子、まだ14歳になったばかりのムスターファ。

              叔父も父も殺された中、たった一人でなんと一時間も200人の精鋭アメリカ空挺師団と戦い続けたのだそう。

              一般的には何のニュースにもならなかったこの
              14歳の少年の凄まじい魂に衝撃を受けて迸(ほとばし)り出たという
              ディラン「ハリケーン」を彷彿させるような燃え上がる強烈な物語歌(バラッド)。

              火傷するような剥き出しで混じりけのないヒューマニズムがグサリと伝わってきました。

              孤立した魂の闘いに共鳴、共闘出来るその強靭な力はどちらかと言えば文学者とか思想家のもの。

              海外ではそのディランをはじめ、U2とかルーリードとか
              そういう市民派ロック的なものもエンターテイメント系と並んでごく普通に存在してますが、
              我が日本では…。

              このPANTA さんのようなコスモポリタンなスケールを持った人がもっともっと聴かれるようになれば日本の音楽シーンもワールドワイドなものになるのに…。

              銃をとれ!…から40年、一度もぶれることなくアウトサイダーたちへの愛を狂おしいまでに歌い続けてくれたこの最高にグレートでラディカル、そして優しくタフな我らが大アニキと
              今はここで出会えた喜びにまずは心の底から…乾杯!(ToT)



              夜が 疲れかけた時
              鳥が 夢をさがす時

              銀のペンをイマージュに突き刺す

              星が あふれすぎた街
              時が こわれそうな街

              それを今の テーマと見なそう

              さぁ歌え! 君の詩(うた)を
              今叫べ! 君の末路を
              明日は君の 狂わした鳩が
              飛びたっていく 日なのだから

              ランランララー……


              by Pantax's World





              築 秋雄

              メリー・クリスマス!2015

              0
                1451009937003.jpg
                メリー・クリスマス!!

                ♪救い主が生まれたパカパンパーン…じゃないですが、

                平和への祈りを沢山に込めて

                天使の鼓笛隊たちと共に
                我らも島太鼓(チヂン)で、ン、タタン、タン…。

                God Bless You …!

                &

                ワイド〜!




                2015.12.25


                築 秋雄

                大望年会

                0
                  1449362571338.jpg
                  昨日は大塚にて
                  詩人会議さんの12月の恒例

                  大望年会

                  に参加してきました。

                  月刊詩人会議(写真参照)
                  の投稿欄「自由のひろば」年間最優秀・優秀作品の表彰

                  お馴染み
                  池田里奈さんのフルート演奏。

                  春山房子さんによるコカリナ(オカリナではなく木製の珍しい楽器)演奏
                  など
                  とても温かく盛り上がりました。

                  自分も最後に

                  「ワイド節」

                  そしてアンコールで

                  「ロスト・ジェネレーション(立ち上がれ!)」

                  を演奏させてもらいましたが、
                  立ち上がれ!♪ではなんと本当に皆さん立ち上がって熱いダンスの応酬\(◎o◎)/

                  詩人会議…凄い

                  と改めて。

                  来年もどうかヨロシクお願いいたします!m(__)m

                  ワイド〜!



                  築 秋雄

                  ☆『希望の翼』ジョイントゲスト紹介エピソード22「井上ともやす」さん 後編。

                  0
                    fefa9a85.jpg
                    【井上ともやすシングル 『どこへ行くアメリカ』(2006)】

                    『希望の翼』ジョイントゲスト紹介エピソード22後編では、

                    前編に引き続き
                    井上ともやすさんのエポックメイキングな大長編ソング、

                    そして2006年に初音源化されたシングルCD

                    『どこへ行くアメリカ』

                    をご紹介していきたいと思います。


                    先日起こったISによるパリ同時多発テロの挑戦で憎しみの連鎖が再び世界を覆い始めそうな今。
                    戦争法案が通ったこの日本においても平和と秩序を守るためには戦いも必要という声が多数派となり始めそうな昨今。

                    本当の強さとは何か?本当に必要な戦いとは何なのか?
                    今一度考えてみることはとても大事なことだと思います。
                    非常時になる前に、いや、非常時でもそれを考え続けられることが他ならぬ人間の精神の特権かと。

                    殴られたら殴り返したくなるのはごく当たり前の感情。
                    自分の家族身内をまずは一番大切にすることも。
                    そんな誰もが持つ「感情」が有無を言わせないリアリズムであることは確かながら、
                    その感情にのみ訴えかけてくる為政者や指導者に真実があったためしがないのも事実。

                    殴られたらすぐさま殴り返してやっつけることは確かに強さの証明。

                    しかしながら殴られた時に、その怒りをすぐにぶつけ返すのではなく、まずはその怒りの感情を抑え一呼吸おいて逆にその殴ったものの心の傷に思いを馳せ、その大元の傷を作った本当の敵を探り出して戦いを挑もうとする強靭な精神の力に比べるとどちらが本物の強さかは明らか。

                    本当の強さを持ちたい。本当に闘わなければならないものを知りたい
                    そんな真の戦いをやり遂げる本物のタフな男になりたい…。
                    ディランが歌ったように
                    その答えは風に舞っているとしても
                    喘ぎ渇くようにそんな正しい向上心を持ち続けようとする奴らは必ずやジョニミッチェルが歌った如く物事のもう一つの深い一面にたどり着く。

                    沖縄でおばーに口汚くののしられながらもそのおばーの家が二度と帰れない基地のど真ん中にあることの悲しみに思いを馳せられる心が絶対的に正しいのは確か。

                    感情がリアリズムなら
                    他者への想像力はヒューマニティ

                    そしてヒューマニティは愛

                    ボロは着ててもヒューマニティに1票入れ続ける心の自由は失いたくないもの。


                    憎しみや怒り、そして敵意で感情を揺さぶられるこんな時代にこそ、これは必要とされる歌。

                    アコースティックギターとパーカッションのみのシンプルなバッキングで歌われる
                    魂の戦士井上ともやすの正しき悩みのマイルストーン。

                    どこへ行くアメリカ

                    どこへ行く日本

                    そしてどこへ行く…。

                    War Is Over

                    War Is Over …



                    収録曲

                    1.どこへ行くアメリカ
                    2.ルーツ


                    定価¥1.000(税込)


                    2001年9月11日 テレビの前で言葉を失った。
                    あの日から、いやそのずっと前からアメリカという国のエネルギーがこの星を悲しくさせている気がする。
                    大好きなロック、フォークで自分を育ててくれたアメリカ。僕らの生活にどっぷりと腰を下ろしているアメリカ。でも今一度アメリカというでっかい国に語りかけたい歌がある。
                    CD化を望む声に答えついに2006年2月に発売!
                    カップリングは父親の故郷、福岡県朝倉郡宝珠山村と東京をつなぐ命の物語。
                    (オフィシャルサイトのコメンタリーより引用。)


                    *このシングル
                    も・ち・ろ・ん
                    当日、ライブ会場にてお買い求めいただけますのでどうかぜひ…!




                    時は流れて僕は沖縄を愛してやまない男になった
                    でも旅すればいいことばかりじゃなくて ナイチャー嫌いのおばーにののしられたりもした
                    「いくらナイチャーだからってよ、知ったような顔すんじゃないよ!」
                    「島唄もっと勉強してから来なさい!」「あんたとは話したくないさ!」
                    でも後から聞いた おばーの本当の家は基地のど真ん中 二度と帰れないって…
                    伊江島米軍射撃場立ち入り禁止 興味津々近づいていくと門番がゆっくり立ち上がり
                    マッカーサーのような黒く冷たいサングラスで拳銃に手をかけた
                    「殺される!」と初めて感じた瞬間 腰が抜けるほど驚いて踵を返した
                    そこが沖縄だ

                    2001年9月11日 テレビの画面は戦争だった
                    「これは映画だろ!?」と何度も信じようとしたが 憎しみのエネルギーが全てを蝕んでいた
                    真っ二つに崩れ落ちる貿易センタービル 血まみれの泣き声が「私の神よ!」と叫ぶ
                    「絶対屈しない」「絶対負けない」ブッシュさん、その前にやられた理由は何ですか?
                    アメリカがきっと欲しがっている「石油」その国に自衛隊を送り
                    黄色いテープで別れを告げる家族の涙はまるでいつかの白黒フィルム
                    あれから地球は憎しみの星になり 黒い空気の固まりが誰もの胸に吸い込まれている
                    貧しい顔した政治家達が安っぽく命を語る
                    かつて親父が俺の頬を叩いた その痛みで色んなことを知った
                    人間は悲しいね…

                    アメリカが少しずつ世界中で雲ってきた「自由!自由!自由!」と声高に叫ぶ
                    片手に銃を握りしめながら…

                    どこへ行くアメリカ どこへ行くアメリカ
                    どこへ行くアメリカ どこへ行くアメリカ
                    どこへ行くアメリカ どこへ行く!? どこへ行く!?
                    War Is Over War Is Over
                    War Is Over War Is Over



                    「どこへ行くアメリカ」by井上ともやす


                    築 秋雄

                    ☆『希望の翼』ジョイントゲスト紹介 エピソード22「井上ともやす」さん 前編。

                    0
                      井上ともやす2.jpg
                      【アコースティックボイスのビッグボス、井上ともやすさん。】

                      井上ともやすさん
                      とのそもそもの出会いや、その詳細なプロフィール等は
                      昨年の『希望の翼』エピソード10
                      ジョイント紹介その1

                      その2


                      を何卒ご参照下さい。

                      今回はその井上さんの代表作の一つで
                      大長編ナンバー

                      「どこへ行くアメリカ」

                      を少しばかり語っていければ…と。

                      井上ともやすさん

                      ●吉田拓郎シンガー

                      ●沖縄系ユニットnachi-boo、&「わらぶー」のメンバー

                      ●ブルーグラスバンド「チーフ井上とフォークゲリラボーイズ」のチーフ

                      ●石野真子他への楽曲提供者

                      ●古賀愛子のプロデューサー


                      などなど音楽的にも様々なスタイルや顔を持っているわけなのですが、
                      その根本は古典的なまでのフォーク野郎。
                      その徹底したファッションセンスから一見、時代に取り残された70年代マニアの残党のように見え、
                      その実、時代を超える普遍的ソウルを愚直なまでに継承している希少な男という。

                      そんな井上ともやすの本質を語
                      ってやまないのが
                      この大長編ナンバー「どこへ行くアメリカ」ではないかと…。


                      親父にぶん殴られたことから、洞察を深めていきアメリカを、日本を、沖縄を、そして世界を考え
                      殴られた自分の感情ではなく殴った親父の心の痛みの方から逆に
                      本当の敵を探し出していこうとするこの迫力ある精神彷徨のドラマは
                      確かにスプリングスティーンなどあちらの洋楽を彷彿させる精神のタフさがみなぎってます。

                      つまり叙情詩ではなく叙事詩

                      ディベート(言葉での論争)文化の希薄な日本ではあまり類を見ない語りきることの爽快感。
                      字余りの歌い方にこそ拓郎の影響は感じても、その内容は井上ともやす以外のものではない純度100%の完全なオリジナル。

                      更にステージでは大長編詩を歌う人にありがちな歌詞カードを見ながら…ではなく
                      言葉を完全に肉体化させて辻説法の如く一気呵成に歌いきるその男らしさは、

                      う〜む、井上君やるなぁ…です。


                      そんな屹立した精神の力をた〜っぷりと味わって欲しいのが今回の
                      『希望の翼』エピソード22

                      築秋雄も彷徨した精神力をこの同世代の雄と共にフルにぶつけていきたいと思ってます。

                      更に我らが永原元さんの根源的なリズムサポートによって

                      奄美vs沖縄+アフリカ

                      という隠れテーマも含めて

                      どうか何卒ご期待下さい…!!m(__)m

                       

                      親父が俺をぶん殴る時は足を肩の幅に広げて
                      「歯をくいしばれ!」右へ左へはたかれて鼻の奥がつん!とした
                      「こんな風にやられないか?」とクラスのみんなに聞くと
                      「そんなことするのはおめえん家だけだろう」「そもそもお父さんに殴られたことなど一度もない」とポカンとされたっけ
                      ある日テレビで戦争映画を見た
                      日本軍のなんか偉そうな奴が貴様!と怒鳴りつけ親父と全く同じやり方で殴っていた
                      なんだこれか!そうか!これなんだな!
                      これが親父の見本なんだな!
                      それは戦争さ

                      中学一年初めて英語の授業“Hello ! Hanako”“Hi ! Taro”
                      外国の言葉を話す興奮でウキウキしながらアルファベットを追った
                      やがて3年が経ち高校受験の季節 英語はもはや楽しいものではなく
                      くそ難しい文章ばかり読まされてTaroもHanakoもすっかり消え失せた
                      だけど高校に入りある英語の先生がイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」の歌詞を訳した時
                      いつも寝てばかりの俺が衝撃を受けて鳥肌を立てていた
                      「このホテルをチェックアウトするのは自由だけど、出て行くことは絶対出来ません」
                      それがアメリカだ



                      「どこへ行くアメリカ」by 井上ともやす




                      築 秋雄

                      calendar
                         1234
                      567891011
                      12131415161718
                      19202122232425
                      262728293031 
                      << August 2018 >>
                      selected entries
                      categories
                      archives
                      recent comment
                      • オフィシャル制作によるスライド動画『2018年新春音楽イベント「平々米々」ダイジェスト』がYouTubeにアップされました…!
                        築 (01/11)
                      • オフィシャル制作によるスライド動画『2018年新春音楽イベント「平々米々」ダイジェスト』がYouTubeにアップされました…!
                        げん (01/10)
                      • 流れ星と潮騒の夜〜榊義弘ライブ 2014 12.13
                        築秋雄 (02/20)
                      • 流れ星と潮騒の夜〜榊義弘ライブ 2014 12.13
                        築秋雄 (02/20)
                      • 流れ星と潮騒の夜〜榊義弘ライブ 2014 12.13
                        土居 (02/16)
                      • 流れ星と潮騒の夜〜榊義弘ライブ 2014 12.13
                        榊 (02/16)
                      • 明日は新宿三丁目にて池田里奈さんのグループ「なチュッっぱ」ライブが開催!
                        築秋雄 (07/06)
                      • 明日は新宿三丁目にて池田里奈さんのグループ「なチュッっぱ」ライブが開催!
                        いけだりな (07/05)
                      • 速報!!築秋雄&アルバトロス 奄美『希望の翼』ツアー2014 2日目も大盛り上がり…(T_T)
                        栄 (03/03)
                      • 『やってみろよ!ナイト☆』2013 3.11
                        築秋雄 (03/17)
                      recent trackback
                      links
                      profile
                      search this site.
                      others
                      mobile
                      qrcode
                      powered
                      無料ブログ作成サービス JUGEM