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☆『希望の翼』ジョイントゲスト紹介エピソード71「タナカアツシ」さん  後編。

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    【マブリ ミニアルバム『黒潮ROCK』(2010) 。】


    『希望の翼』ジョイントゲスト紹介〜エピソード71後編では、


    タナカアツシさん

    奈良大介氏と共に展開しているルーツユニット

    「マブリ」

    による

    2010年リリースのミニアルバム


    『黒潮ROCK』(写真参照)


    を再びご紹介していきたいと思います。


    ※本記事は『希望の翼』エピソード38のジョイントゲスト紹介後編の文章を若干修正して再録したものです。



    マブリが

    奄美のザ・バンド

    と称される由縁(ゆえん)の第一は


    ボブ・ディランの最強なバックバンドとして世に知られるようになったザ・バンドと

    奄美稀代の唄者 朝崎郁恵さんのセンス抜群な若きバックバンドとして頭角を現したマブリの

    近似性によるもの

    とは確かに言えるのですが

    ただその音楽的にも

    ミュージシャンズミュージシャン(音楽家のための音楽家)

    とも評される

    ザ・バンド

    のロックヒストリーにおける立ち位置と

    マブリ

    の立ち位置にとても共通するものがあるように思われるわけです。


    それはあの一聴してわかる

    ルーツミュージックに対する深く敬虔なる探求心。


    激しい競争とエゴと野心が渦巻くミュージックビジネスの世界。


    ルーツミュージックへの深〜いリスペクトを共通項に

    あたかも聖地を目指す巡礼者同士の如く

    お互い敬意をもちながら

    ひたすら魂の音楽を純粋に作り上げていけた奇跡のバンド。


    つまり

    ザ・バンド

    とは

    生き馬の目を抜くような音楽業界で

    激しい競争を繰りひろげるミュージシャンたちが

    自分たちがミュージシャン(音楽家)であったことの原点を瞬間的にでも思い出させてくれたある種シンボリックな存在であったのかと。


    達人同士の剥き出しのエゴがぶつかり合い

    インプロビゼーションの美名のもとに強烈なバトルを繰り返していた

    クリーム末期のエリック・クラプトンが

    ザ・バンドのデビューアルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』

    を聴いて深い感銘を受け


    「どうすれば僕もザ・バンドに入れるだろうか?」


    とザ・バンドのリーダー、ロビー・ロバートソンに電話して

    慌てさせたと言うエピソードも成る程うべなるかな。


    そんなザ・バンドの如く

    朝崎郁恵師匠の元で

    奄美を起点としながらも

    ロックやレゲエ、アフリカを中心に世界中のルーツミュージックを真摯に追求し続けているユニットがこのマブリ。


    なので彼らは

    彼ら自身自称する如く

    井上陽水における安全地帯

    とかではなく

    やはりここは

    ボブ・ディランにおけるザ・バンド

    と称されてしかるべきなわけです(笑)


    で、今回ご紹介するアルバムは


    そんな奄美のザ・バンドたるマブリが

    名刺がわりに放ったかのような通算5枚目のミニアルバム。


    この2年後に

    『かんもうれ』

    と言う堂々たるスタジオ録音のフルアルバムをリリースすることになる彼らの

    これはなんとも粋で不敵なイントロダクションといったもの。


    真っ赤な「MABURI-魂」マークが朱印の如く隅に押された

    モノトーンの「黒潮ROCK」とのみ大書されたインパクト満点なジャケットをひっくり返すと

    緑、黄、赤の鮮やかなラスタカラーが実に挑戦的。


    収録された5曲はいずれもマブリのエッセンスが凝縮されたもの。


    まさにこれぞルーツ…と

    時空を超えた地球の呼吸

    と言ったものまで感じさせる奄美トラディショナルのドキュメントでネイキッドなトラック(M1)が

    波のSEで繋がっていくのは

    なんといきなりハワイアンタッチのバラード。

    なるほど地球は海で繋がってるんだよなぁ…と改めて。

    すると今度は奄美トラディショナルをスカ(レゲエ)と60年代アメリカンポップス風コーラスで味付けした島唄ポップス。

    そしてこの洗練されたイントロからこの曲になるとはきっと誰もが予測出来ないであろう意外性に満ちた目眩(めくるめ)くM4。

    タナカアツシの洋楽センスがキラリと光るコードワーク。


    そして最後は

    奈良大介の聖地巡礼者の如き万感の思いがこもったボーカルで始まる美しいラスタバラードのM5。


    洋楽のようにゴスペルの伝統が無い邦楽ポップスにおいては実に稀な

    聖地を目指す魂の音楽

    がここには確かに凝縮されています。


    音楽が魂の呼吸のようなものならば


    我々はそんな

    魂に繋がる音楽

    を今こそしっかりと取り戻す必要があるのでしょう。


    良く生きるために

    心に聖地を持ち

    その巡礼の旅路を励ましてくれるような魂の音楽を…。


    このマブリによる

    『黒潮(くるしゅ)ROCK』

    はそのヒントを必ずや与えてくれるに違いありません。


    でも、だからといって

    皆さんもこんな電話をかけてタナカアツシを困らせないように。


    「どうすれば僕もマブリに入れるだろうか?」


    そんな気持ちでもう一度マブリを聴いてみれば

    我々もきっと自分自身の聖地を必ずや発見出来るのだから…。



    ♪この海に出会ってから 僕の心に一筋の

    光が差したように 人生がキラキラと輝き出して

    この海が僕の 心の中にあるだけで

    怖いものなんかないよ いつでもここに

    戻って来れるんだ

    この浜の波の音 鳥の声 風と雲

    シマの人の言葉も その全てが心地良いのさ…




    収録曲


    1.今日ぬほこらしゃ

    2.カケロマ

    3.ショーレン(正月祝い唄)

    4.ワイド節

    5.浜1(Respect マリンブルーカケロマ)


    OASR-1013

    定価¥1.000(税込)



    *このアルバム

    も・ち・ろ・ん

    当日、ライブ会場にてお買い求めいただけますのでどうか何卒…!



    カケロマ 失ってはいけないよ 心

    カケロマ 失う事の出来ない思いよ

    カケロマ 失いたくないこの森よ

    カケロマ 愛の言葉と感謝の時よ


    もうこれ以上 奪おうとしないで

    もうこれ以上 求め過ぎないで

    もうこれ以上 置いてきぼりにしないで

    もうこれ以上 コソコソしないで


    素直な心 お金じゃ買えない

    美しい森 お金じゃ買えない

    キレイな魂 お金じゃ買えない

    住み慣れたこの家 お金じゃ買えない


    「カケロマ」by マブリ




    築 秋雄


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