中野督夫さん、お別れ会。

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    【写真1.献花を終えた後に誘導されたロビーでは、とても貴重な遺品の数々が沢山にディスプレイされ、それがまるで“中野督夫ミュージアム”のようで参列者一人一人がそれぞれにゆっくりと故人の思い出に浸れました…。】
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    【写真2.パートナーの新倉愛さんが、亡くなられた督夫さんの“声”と共に一緒に一つ一つ二人三脚で選ばれた…と言うそれは大変に貴重な、そして深〜い愛を感じさせるものばかり。(;_;)】
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    【写真3.その中に、まるであのジミヘン「バンド・オブ・ジプシーズ」のようなセンチのとても可愛らしい人形を発見。中央が中野督夫さん。ああ…まるで今にも音が聴こえてきそうな…(;_;)】



    先日(7/31)は
    センチメンタル・シティ・ロマンス
    中野督夫さん

    お別れ会に…。(;_;)

    日本の音楽シーンを文字通り切り開いてこられた方に相応しい
    なんとも美しく愛溢れる
    音楽葬
    でした。

    センチの
    細井豊氏
    の挨拶の後、

    センチの新曲を
    勢揃いした
    センチメンタル・シティ・ロマンス

    万感の思いで生演奏。
    その後、
    各地(お一人はなんとロサンゼルスから)にいらっしゃる
    湯川トーベン氏やEPOさんなど所縁(ゆかり)の方々がオンラインで各地から督夫さんを偲ばれ
    そのロスからオンラインで参加された女性シンガーの方が督夫さんとレコーディングする予定だったと言う楽曲の督夫さん本人歌唱のデモ(作者の督夫さんの歌とアコギとエレキだけで多重録音されたもの)を会場で特別に流してくれたのですが、
    これがまた督夫さんがもうすぐ側で演奏されているかのようで、めちゃめちゃに素晴らしいものでした…。

    その後、所縁(ゆかり)の方々の演奏の間に参列者の献花が行われ、
    終盤は
    いとうたかおさん
    の演奏、
    そして
    センチの不屈の名曲
    「雨はいつか」
    が盟友
    告井延隆氏
    のボーカルで披露され、
    最後のコーラスでは参列者も含めた式場全体での大合唱に。(…大合唱とは言ってももちろん時節柄参列者は全員マスク着用で実際の発声ではなくあくまでもそれぞれの“心の声”で…と言った感じなのですが、しかし確かに式場は一つになってました(;_;))



    そして
    喪主を務められた
    パートナー、新倉愛さん
    のご挨拶の後、

    督夫さんの名曲

    「ハイウェイ・ソング」

    をBGMに出棺。


    「おう!みんな、楽しんでくれたか〜!!」

    督夫さんの
    そんな
    嬉しそうな声と
    あの満面な笑みが
    すぐそこにあるかのような
    万感の万感のお別れ会でした。(;_;)


    2015年に
    奄美ツアーをご一緒出来ましたこと
    そして
    そのツアー中
    ギターをいろいろご指導していただけたばかりか
    自分が自己流であみ出した(!?)
    “一人レゲエ奏法”
    をとてもとても評価して褒めて下さり
    大変に勇気を与えて下さったこと

    全てが宝物です。

    本当に本当にありがとうございました!


    コロナ禍で厳しい状況が依然続いてはいますが、
    自分も負けずに音楽をしっかりとやり続けていきます…!

    「おう、お前も頑張ったな!」

    といつかまた必ず思い出していただけますように…。



    心よりご冥福お祈り申し上げます。


    合掌。



    ♪また会える日まで
    あばヨ By By “good-by”
    回り道抜け まっしぐら!
    ハイウェイ・ソング…♪


    「ハイウェイ・ソング」by 中野督夫、竹内正美

     


    築 秋雄 拝

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    嗚呼…我らがロックレジェンド、中野督夫さん、逝く…。

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      【日本ロック界のレジェンド、在りし日の中野督夫さん。】

      昨日、悲しい訃報が一つ…。(;_;)

      日本のロック史を文字通り切り開いてきた
      あの
      センチメンタル・シティ・ロマンス

      中野督夫(なかのとくお)さん

      27日、
      くも膜下出血

      逝去されたとのこと。

      心よりご冥福をお祈りいたします…。


      ここ数年、闘病されていたことは存じておりましたが、
      あの督夫さんのこと、
      必ずやまたお元気になられて
      あの極上の笑顔で
      天空を駆け
      どこまでも飛翔していく
      督夫さんならではのあの目眩(めくるめ)くスーパービューティフォーなサウンドを
      またいつもの如く
      幸せそうに奏でて下さるものと固く信じておりましたが…。


      しかし、今、
      愛器ストラトを手にして
      天上を自由に楽しそうに駆けめぐる督夫さんのお姿が
      確かに自分には感じられます。

      それは督夫さんがずっと表現してこられたものが、
      そもそも
      永遠なる
      不滅の
      Love &Peace

      そんな不滅のエモーションを深く深く体感させて下さった方が
      また同じく永遠不滅であろうことは間違いありません。

      最後の方で、ほんの少しだけ触れ合わさせていただけました自分のようなものにさえ
      そんな強烈な印象を深く深〜く
      そして
      確かに与えて下さいました…。


      音楽は愛。

      そしてその愛の中にいられることがいかに幸せであることか。

      いつもドキドキときめきながら生きないとダメだろ!

      ああ、本当、なんでこんなに楽しいんだろうな…。なっ!(そしてとびっきりの笑顔)


      そんな生きていくためにとても大切な
      愛のグルーヴ
      を理屈抜きに
      その自由な音楽で体感させて下さいました
      中野督夫大先輩


      決して忘れません。

      心より
      心より
      感謝と敬意を…。



      最後に
      ちょうど今から6年前の
      2015.7.28
      吉祥寺曼荼羅
      での拙イベントに
      ジョイントゲストでご出演いただけました時に
      本ブログに投稿しましたジョイントゲスト紹介の拙文2つと
      同月11日の奄美ツアーでの共演動画を2本
      リンクさせていただき
      在りし日の督夫さんとの思い出を偲びたく思います…。(;_;)


      ☆『希望の翼』ジョイントゲスト紹介 エピソード18「中野督夫」さん 前編。 | きこえるかい?

      ☆『希望の翼』ジョイントゲスト紹介 エピソード18「中野督夫」さん 後編。 | きこえるかい?


      ●ヤマト・ミーツ・アマミBIG TOUR 2015@Road House ASIVI その2「ASABANA ROCK」by築秋雄 with To Tell The Truth


      ●ヤマト・ミーツ・アマミBIG TOUR 2015 その3 「大きな壁が崩れる/We Shall Overcome 2012」by To Tell The Truth with 築秋雄




      またいつの日か
      お会いできますその日まで…。


      合掌。


      築 秋雄 拝

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      祝!!ユネスコ世界自然遺産登録決定〜!!

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        【今のところ一番の直近となる、2015年7月の奄美群島ツアーより。右より、永原元さん、中川五郎さん、中野督夫さん、そして築。】


        よっしゃぁ〜!!
        やったぁ〜!!

        き・き・金メダル〜

        …じゃなくて(^^;

        ハイ、

        日本の奄美・沖縄がついに
        ユネスコ世界自然遺産
        に登録されることが本決定〜!!(σ≧▽≦)σ
        (26日ユネスコ第44回世界遺産委員会決定より。)


        現在、
        4度目の
        緊急事態宣言発令中

        東京は
        第4波を遥かに超えると予測されている
        新型コロナウィルス感染症第5波
        の到来に
        日々戦々恐々としながらも

        史上初の無観客開催となった
        東京オリンピック2020
        での日本選手団の驚異的なメダルラッシュの大活躍に沸いておりますが、

        奄美、沖縄の出身者にとりましては
        これはそれに勝るとも劣らない
        なんとも嬉しく誇らしかビッグニュース…!


        2017年に初めて政府から自然遺産へ推薦されながらも無念の「登録延期」に。

        諮問機関の
        INCN(国際自然補語連合)
        のその時の指摘をふまえて19年に再び推薦のチャンスを勝ち取り再挑戦の結果が
        今回、見事に実を結びました!(ToT)

        まさにこれも4年越しの
        金メダル獲得
        と言えるのでは…。


        本当に本当におめでとうございました!

        出身者としてはこれはもうなんとも誇らしいかぎり(;_;)

        尽力されました関係者の皆様方
        誠に誠にご苦労様でした!
        そしてそんな誇らしか諸兄諸氏の皆様方へ
        心からの感謝と敬意を…!
        ありがっさまりょうた〜!m(__)m



        ♪今日ぬ誇らしゃや いちめりむまさり
        いちむこうぐぅとに あらしたぼれ♪


        築 秋雄 拝

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        HAPPY EASTER SUNDAY 2021… !

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          【コロナ禍を克服した暁にはまた必ずや…。ロックダウンにstay home の今となってはまさに夢の如し。東フランス、ユネスコ世界遺産「ストラスブール大聖堂」前でのストリートライブ。2010年3月に敢行した築秋雄欧州ツアーより。】


          復活祭(イースター)2021
          おめでとうございました…!


          どのような時でも
          この新生の希望を
          けして忘れることがありませんように…!



          あなたのパンを水面(みなも)に投げよ。
          月日が過ぎれば、それを見いだすからである。
          あなたの受ける分を七つか八つに分けよ。
          地にどのような災いが起こるか
          あなたは知らないからである。
          雲が満ちれば、雨が地に降り注ぐ。
          木が南に倒れても、北に倒れても
          その倒れた場所に木は横たわる。
          風を見る人は種を蒔けない。
          雲を見る人は刈り入れができない。
          あなたはどこに風の道があるかを知らず
          妊婦の胎内で骨がどのようにできるかも知らないのだから。

          旧約聖書 コヘレトの言葉11章1-6節 (聖書協会共同訳より。)



          2021.4.4 Easter Sunday  築 秋雄

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          あれから10年…。

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            【震災直後に敢行された関西ツアーを記録したYouTube ライブ映像より。】

            あれから10年…。

            今なお各地で避難生活を送る方は4万人を超え、
            福島県では帰還困難区域の大半で解除の見通しが立たないとのこと。
            そして今も2526人の方の行方が分かっていない…。(11日付け朝日新聞朝刊より)

            ああ、今のコロナ禍にもつい目を奪われて
            被災地に思いをはせることがなんとなんと少なくなっていたことか…。(>.<)


            もう一度、あの時の思いを鮮明に思い出さなくては…。

            今はただただ胸に手を当てながら
            心より鎮魂の黙祷を…。(∋_∈)


            築 秋雄 拝

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            祝、成人の日 2021

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              【これもちょっとした冒険でした…。(^^; 某原宿ストリートファッション店の地下室にて、あの伝説のパンクバンド「クラッシュ」ポール・シムノン署名入りスーパーヴィンテージバイクに跨がってエレキを掻き鳴らして吠える…の図。撮影/長濱治氏】

               

              2021年新成人の皆様

               

              成人の日、おめでとうございます!

               

              この

              未曾有の世界的ハードタイム

              の中でも、

              心の中は無限の大海原。

               

              ベテランの大人たちが想像もしていないような

              新しいことを考え

              その実現に果敢に挑戦していける

              新成人

              冒険者

              としてのその特権をどうぞフルに…。

               

              このコロナ禍の中で祝う記念日が

              どうか素晴らしき船出(第1歩)となりますように…。

               

               

              ♪You are facing the ocean

              If you start rowing you boat

               

              Let's survive the storm

              Then we will find a small rainbow

              Try the magic!

              “Let's there be Light! ”

               

              「Let's Start with Some Little Things (小さなことから始めよう)」by 築秋雄

              (英訳/Mr. Dave Dylan)

               


              2021.1.11 築 秋雄

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              Happy New Year 2021…!!

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                【写真は築秋雄4thアルバムフォトセッションからの一枚。撮影/長濱治氏】

                新年、明けましておめでとうございます!

                今年もどうか何卒ヨロシクお願い申し上げます!

                2021年が
                皆様にとりまして
                どうか
                素晴らしい年

                ありますように…!!



                ♪We are going, we are sailing.

                Come with me from here now, through the deep forest to outside.
                We may reach to the Ancient Sea.
                Sing with me our spirituals “Yoi-su-ra”
                'Cause we are Gods of “UNARI ”s children.

                We are going, we are sailing.

                Remember that day
                You opened the door by yourself …

                「今日ぬ誇らしゃや永遠(とわ)にあらしたぼれ〜 Once Upon A Time In Amami 」by 築秋雄
                英訳/Mr. Dave Dylan
                より。




                2021.1.1 築 秋雄 拝

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                年末のご挨拶。今年も本当にありがとうございました…!m(__)m

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                  【コロナ第2波が若干落ち着き始めていた9月21日(祝)、上野水上音楽堂にて開催された『アコースティックボイスVol. 33〜再生する歌達〜』でのパフォーマンスより。撮影/Mr. Yonezawa 】

                  いよいよ大晦日…皆様、いかがお過ごしでしょうか?

                  今年はまさかまさかの
                  ハードタイム
                  に世界中が苦しみました…(>.<)

                  ワクチン接種がいよいよ開始され始めたのはとてもとても明るい兆候ではありますが、
                  果たしてこの状況が我々がそうあって欲しいと望むように上手く順調に
                  好転していくものなのか
                  まだ予断を許さない現状であることも事実。

                  既に変異種の報告もチラホラと出始めているように
                  生きたウイルスとの闘いはひとすじ縄ではいかないと考えた方がリアルかと。
                  上手く短期にて収束してくれたならラッキーと考え
                  基本、長期戦を覚悟した方がいいのでしょうね。

                  そんな中、現在すっかりタブーとなってしまった
                  三密
                  を本来エネルギー源とする我々エンタメ系
                  は如何にして表現活動を続けていけばよいのか?
                  そもそも音楽や演劇などの生演奏の意義とは?

                  それに答を出していくのは結局我々一人一人の中にしかないわけです。

                  例えば偉い学者先生の方々に出してもらう公式の答は1+1=2のように実にはっきりしています。

                  不要不急のものはこの感染症が収束してからまた始めればいい

                  確かにその通り。

                  しかし
                  それが不要不急ではない者にとっては即、死活問題。

                  継続を選ぶ以上
                  様々な覚悟を試されることになる日々がその収束が訪れる時まで延々と続くわけです。

                  その緊張感を逆に新たな創作へのエネルギーとしていけるか否か…。

                  ウ〜ム、試されてるな…。


                  同業者の皆さん、来年も頑張って参りましょう〜!!

                  そして、そんな我々を命懸けで応援して下さいました有り難〜い皆々様方に
                  今はただただあり〜ったけの感謝を…!!(>.<)
                  m(__)mm(__)mm(__)m


                  2021年がどうか素晴らしい年となりますように…!

                  そして素晴らしい年に出来ますように。

                  この試練に共に打ち勝ちましょうネ!

                  ワイド〜!!


                  どうか良いお年をお迎え下さい…。




                  築 秋雄 拝

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                  ☆Dave Dylan からの手紙。その3

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                    【写真1. 奄美島唄アレンジ「六調行きゅんにゃ加那」(M12)で最強の島太鼓&囃子で友情参加してくれた喜界島の唄者、牧岡奈美さんと。撮影:くにいけいこ】

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                    【写真2. 4thアルバム『EXODUS〜脱出』に至るまでの築秋雄ディスコグラフィ。】

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                    【写真3. 2019.8.29に全国発売された築秋雄4thアルバム『EXODUS〜脱出』(URCD-1006)。写真は同年9.24の曼荼羅レコ発ライブより。撮影:西村仁美】

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                    【写真4.コロナ禍により残念ながら延期となり幻となった3.29奄美レコ発ライブのポスター。】

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                    【写真5.いつかまたこのメンバーでライブが出来る日が来ることを願って…。Thanks photo by Rina chan】

                     

                     

                    〜以下、『☆Dave Dylan からの手紙。その2』

                    からの続き。

                     

                     

                     

                    ●島唄と脱出

                     

                     島唄について、大分昔に否定的な意見を伝えた記憶があります。今回、ここでそれを全面撤回します。

                     その時の気持ちは、当時、沖縄が主導していたヒットソングの波に巻き込まれてほしくない、でした。

                     だって築秋雄のベースは、あくまでもBeatles & Bob Dylan であってほしいから、という気持ちでした。

                     でも、それは杞憂でした。

                     自分のルーツと真摯に向き合いつつ、「島」を相対化している貴兄の姿勢に敬意を表します。(写真1参照)

                     もっと前から貴兄は島唄を愛しながらも、島について自分との距離を意識して「客体化」したような気がします。

                     これも一種の「脱出」だったのでしょうか。

                     曲から感じたことです。10年くらい前では、島からの脱出努力を試みても逃れられない、まるで「シジフォス神話」(※注11)のような状態と向き合う悩み、心の混沌を提示していると感じました。

                     それと東京に出てきてからの虚無感。

                     

                    心がドン詰まりにつき進むなかで、どうするんだ! その葛藤がアルバムごとに尖鋭化していきました。

                     その反面、リスナーに向けた優しさが増してもいる。なんだろう?このアンビバレンツは?

                     そんな受け止め方をしながら、叫びと裏腹にある静かな自己否定、魂が求めるささやかな光を探りながら、

                     新しいアルバムを聞き進んできたのです。そう、大きな喜びに包まれながら…。

                     

                     現状への反抗メッセージがより強くなっていることには賛同します。ヒドイヨネ。

                    ともあれ、傑作「脱出」とそれに至った、つまり受け止めた流れについて、私の勝手な解釈を付記します。(写真2参照)

                     

                    ・「ユリシーズ」(※注12)で、島から外界への「脱出」と新しい自分の模索を歌う

                    ・「アサバナロック」(※注13)で、島を客体視することで一定の「脱出」を果たす

                    ・「ダイナマイト」(※注14)で、新しいロックのサウンドを求め、テーマは遠くの「島」

                    ・「Live in France」(※注15)、「Lost Generation」(※注16)ここらあたりで大きく変わったのでしょう

                    ・「希望の翼」(※注17)は私にとって「Rubber Soul」(※注18)です

                     今までとは違うところに本人がいるんだろうと直感的に受けとめて「この先、どうするんだろう?」と不安になりました。

                     島からの脱出を達成?したうえに、日本からの脱出で、「あるグローバリズム」に達成した。

                    「だから、これからどうするの?」という問いかけが発します。

                     そして…

                     届いた今作品(※注19&写真3参照)。掛け値なしの傑作と絶賛します!

                    ここにおいて築秋雄はこれまで以上に「自身のつぶやき」から、リスナーに一体感を求める気配を感じます。

                    バックに素晴らしいミュージシャンを配したうえに、そのミュージシャン達が楽しく参加しているから。

                    ミュージシャンの喜びが聴き手に届くということでしょう。メンバーの皆さんに謝意をお伝えください。(※注20&写真5参照)

                     

                    そして、それを届けてくれた貴兄に感謝しています。

                     

                    そして、昨夜、興奮の中で聞かせてもらったライブです。

                    ただ、一言にとどめます。

                    「バンドの面々が本当に楽しそうで、素晴らしいロックンロールでした」

                     

                    アルバトロスと今の「名のないバンド」との違いは貴兄が一番感じているところと思います。

                    昨夜の再現がまた再現すること(写真4参照)を願っていることをお伝えして、お礼と感想と激励のメールとします。

                     

                    BGMでヤチャボー(※注21)がかかってます、昨夜の興奮をひきずりながら、もう寝ます。

                    Thanks so Much

                     

                    あ、その前にもうひとつ、

                    昨日、ウォークマンのシャッフル選曲で、師匠BobさまのS.Homeshick Blues (※注22)の次に「ポップソング」(※注23)が出てきました。とても嬉しくて運転中なのに拍手しましたよ。

                    理屈はわからないけれど、きっと機械にも心があるのですね。

                    AI(※注24)に負けまいとしてかな?

                     

                     

                     

                    Dave Dylan

                     

                     

                     

                    ※注11:「シーシュポスの神話」とも。ギリシャ神話で、神々に反抗した罰として巨大な岩を山頂へ押し上げる苦行を課せられながらもすぐに岩は谷底に転がり落ちるようになっており、果てなく永遠にその苦行を続けさせられたシジフォス(シーシュポス)の故事から人間の不条理を例える慣用句にも。A.カミュの随筆でも有名。

                     

                     

                    ※注12: 築秋雄1st アルバム『ザ・リターン・オブ・ユリシーズ』(URCD - 1001) '05 12.5発売。

                     

                    ※注13: マキシシングル『ASABANA ROCK /INISURI 』(URCD-1002) '08.7.13発売。

                     

                    ※注14: 築秋雄2ndアルバム『ダイナマイト!』(URCD-1003) '08.10.6発売

                     

                    ※注15: ライブアルバム『築秋雄 Akio CHIKU/LIVE IN FRANCE Euro Ture 2010(2CD)』(Mouth to Mouth M-0011) '18.12.19発売。

                     

                    ※注16: ミニアルバム『ロスト・ジェネレーション(立ち上がれ!)〜ワイド節』(URCD-1004) '11.8.24発売。

                     

                    ※注17: 築秋雄3rd アルバム『希望の翼〜Wings of Hope 〜』(URCD-1005) '13.7.4発売。


                    ※注18:ビートルズのイギリス公式盤6枚目のアルバム。アイドルグループからアーティスト集団へ一気に変貌を遂げた作品として位置付けられている。

                     

                    ※注19: 築秋雄4thアルバム『EXODUS〜脱出』(URCD-1006) '19.8.31発売。

                     

                    ※注20: 4thアルバム『EXODUS〜脱出』の参加ミュージシャン:  Dr&Per :永原元(To Tell The Truth 、ex.ソウル・フラワー・ユニオン) Bass:寺岡信芳(アナーキー)、Gt:永井充男(ex. バックスバニー、サディスティック・ミカ・バンド、竜童組)、celo 星衛(東北六県ろ〜るショー)、Fl.池田里奈(奄美2世)、《友情参加》島太鼓&囃子:牧岡奈美(唄神)

                     

                    ※注21: 3rd アルバム『希望の翼』収録曲(M8)。


                    ※注22:「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」。これはボブ・ディランがロックサウンドを取り入れた最初のアルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』('65)の冒頭を飾る軽快なフォークロックチューン。ラップの元祖とも。

                     

                    ※注23: 3rd アルバム『希望の翼』収録曲(M3)。

                     

                    ※注24: Artificial Intelligence の略称。人工知能。

                     

                     

                     

                    …以上、

                     

                    『Dave Dylan からの手紙。』

                     

                    でした…!

                     

                     

                    Thank you so much 、Dave …!! (;_;)

                     

                    I'll never stop challenging.

                     

                    Keep on “Ya tu Te Mi Ro Yo!”

                     

                    ever、ever、 and  forever ….

                     

                     


                    築 秋雄

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                    ☆Dave Dylan からの手紙。その2

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                      【写真1.築秋雄4thアルバム『EXODUS〜脱出』(URCD-1006)】
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                      【写真2.築秋雄1stアルバム『ザ・リターン・オブ・ユリシーズ』(URCD-1001)】
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                      【写真3.「曇天」のレコーディングにて強烈なアフリカン打楽器をダビングする永原元さん。】
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                      【写真4.「今日の誇らしゃや永遠(とわ)にあらしたぼれ」「彼女は旅立ちの時をむかえていた」の2曲で参加してくれたチェロの星衛さんと。撮影:くにいけいこ】
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                      【写真5.ATG映画「日本春歌考」(監督大島渚)より。】


                      〜以下、『☆Dave Dylan からの手紙。その1』
                      からの続き。



                      ●アルバムの雰囲気

                      CD(※写真1参照)が届いてまずウォークマンに取り込み、通勤途上で2日(4回)聞いて、エエな〜と受け止めて、
                      部屋のステレオを鳴らして、おもむろにジャケットを開いたら、そこで嬉しい驚きがありました。
                      藤田正さんの解説に1・2曲がローリングストーンズ系統と書いてあるじゃないですか。
                      私の第一印象も同感でした。ただし、それを確信したのは12弦ギターでの「旅立ち」(※注3)でした。
                      As Tears Goes By とLady Janeの世界(※注4)を想起したのです。これらの曲は当時Beatlesとは異なる不思議な世界でした。
                      (この曲のヒントはShe's Leaving Home (※注5)なのでしょうけど)。
                      R&RもBluesも良いけれど、ストーンズが最もBeatlesの近くにいて、方向性を模索していた'66-'67の彼らが大好きです。
                      アルバム、Aftermath とBetween the Buttons (※注6)がそれです。

                      ●バンドとしての進化

                      築秋雄の初アルバム(※注7、写真2参照)が今でもNo.1です。それ以降がダメというんじゃなくて、Beatles で一番のアルバムはと聞かれたら
                      Meet the Beatles (※注8)と答えざるを得ないというのと同じ意味です。
                      今回改めてユリシーズを聞き直しました。
                      そして感じたのは、ここでは青年、築秋雄の心を綴った日記をそのまま呟いているところに、親しい友人が寄ってきて
                      「そうだよね、頑張ろうね」と優しく声をかけてくれているような、そんな温もりです。
                      今回の「脱出」では大きく違います。築秋雄が周囲を巻き込んで引っ張っています。周りは喜んで巻き込まれています。
                      築秋雄の大ファンのDave Dylan が周囲のその一人だからバンドの面々もそうなんじゃないかな?人徳!
                      「脱出」するのは築秋雄だけではなく、リスナーであり、そして「共犯者」としてこれに加担しているバンドメンバーではないか?
                      そんなことを思い、このCDは、まずは共演者を感化して、そこにリスナーを進化させるアルバムと位置づけました。
                      とにかく、乗りのあるサウンドです。「曇天」の元さんのドラムにアフリカと中也とのありえない通低を感じて嬉かった。(※写真3参照)

                      ●チェロの参加

                      ビックリしました、チェロの参加そのものと、ロックにチェロがここまで相性が良い楽器なのかという驚きです。
                      遠い1965年、Beatlesの新作LP(※注9)で初めてYesterdayを聞いた時の戸惑いを思い出しました。
                      こんな素敵なチェリストと出会えるとは!奇跡というしかありません。
                      いえ、築秋雄とはそんなことの繰り返しなんですね。なのでしょう。。
                      ライブでの星さんが楽しそうに演奏している光景に感動しました。「音楽にジャンルはない!」ですネ。(※写真4参照)

                      ●黒旗

                      大島渚監督の「日本春歌考」(`67)はご存知ですか?雪中の都心で黒旗を掲げて行進する隊列が印象的な映画でした。(※写真5参照)
                      今回「黒旗」が2曲続いて歌われているので(※注10)、対抗上?自分が1969年、黒色のヘルメットを被ってきたことを表明します。
                      これについては文章に出来ない、というか「総括できていない」問題なので、記述は省きます。



                      ※注3:『EXODUS〜脱出』収録のバラード「彼女は旅立ちの時をむかえていた」(M8)

                      ※注4:両曲とも初期ローリング・ストーンズのアコースティックバラードの代表曲。

                      ※注5:ビートルズ『サージェントペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』収録の家出少女の心情を歌ったクラシカルなバラード。

                      ※注6:『アフターマス』('66)は全曲ストーンズのオリジナルで構成された初アルバム。『ビトウィーン・ザ・バトンズ』("67)と共に初期ストーンズがビートルズに対抗してそれまでのブルースなど黒人ルーツミュージックを中心にしたサウンドから一時期脱皮を図った頃のアルバム。

                      ※注7:築秋雄1stアルバム『ザ・リターン・オブ・ユリシーズ』(URCD-1001) 2005.12.5発売。

                      ※注8:ビートルズのアメリカでのデビューアルバム。'64年リリース

                      ※注9:『ヘルプ!』('65)、邦題は『四人はアイドル』

                      ※注10:「ユートピアン・ブルース」(M4)と「曇天」(M5)


                      以下、
                      『☆Dave Dylanからの手紙。その3 』
                      へ続く。
                       


                      築 秋雄

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